志作文の取り組み
◆志作文に取り組むみなさんへ
「地方に生まれたら、選択肢は少ない」「都会に出ないと夢は叶わない」
そんな言葉を耳にしたことがある人もいるかもしれません。
でも本当にそうでしょうか?
“どこで生きるか”よりも、“どう生きるか”を選べる時代が、もう始まっています。
本校の卒業生でもある、ある若者は、大学院卒業後に東京のIT系企業でキャリアを積みました。しかしその後、自らの生き方を見つめ直し、地元・宇佐に戻るという決断をしました。現在はDX(デジタルトランスフォーメーション)やAIの分野で事業を展開し、地元企業の業務改善やデータ活用を支援するなど、地域に根ざした形で大きな成果を上げています。
彼は、最先端のテクノロジーを使いながらも、「人と人との温かなつながり」や「地域にリアルに役立つ仕事」を何よりも大切にしています。多くの企業と関わってきた彼の歩みは、単なる“Uターン”ではなく、自分自身の“志ある人生”を地元でかたちにしていった結果です。
テクノロジーが進化し、AIが多くの仕事を代替するとも言われる時代。
だからこそ問われるのは、「自分は何のために働くのか」「どんな価値を生み出したいのか」という根っこの部分です。
志作文は、将来の進路を決めるためのものではありません。
「自分はどう生きたいのか」――そう自分自身に問いを立て、まだ見ぬ“志の種”を言葉にする機会です。
今、あなたの中にある思いや気づきが、誰かの未来を変える力になるかもしれません。
どうか、自分の声に耳を澄ませて、あなたなりの“志”を探してみてください。
あなたの挑戦を、心から応援しています。