2020年11月号の「あけぼの」を発行いたしました。
今月の格言
成功するのに最も確実な方法は
常にもう一回だけ試してみること
発明家 トーマス エジソン
常にもう1回だけ試してみる
今から約140年前の1879年、歴史に残る「光」がニューヨークに灯りました。発明王トーマス・エジソンが白熱電球の実用化に成功したのです。当時、電灯はすでに発明されていましたが、白金のフィラメントが熱で溶け、1時間ともたずに電球が消えてしまうという課題を抱えていました。
そんな時エジソンは、炭素物質を使った実験で電球がわずかに光ったことから、千回以上もの実験を繰り返し、木綿糸を使って40時間以上の発光に成功します。仲間たちが歓喜する中、彼は「千時間もたなければ役に立たない」と言い、さらなる炭素物質を試していきます。世界各地に調査員を派遣し、6千種もの植物を集めて燃やし、ひとつずつ試し、その過程で竹に可能性を見出し、中国、東南アジア、中南米、日本から大量の竹を集め、実験を繰り返し、京都の八幡村の竹が最適であることを突き止めたのです。
こうして、千時間灯る白熱電球の開発に成功し、その年末には、3千個以上の電球がニューヨークの大通りを明るく照らし、人々を驚愕させたのです。彼は晩年、白熱電球などの数々の成功体験を踏まえ、こんな言葉を残しています。「私たちの最大の弱点はあきらめることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう1回だけ試してみること」
受験生は入試まで残りわずかとなりました。日々、新たな問題に挑み、解けなければ復習をし、また解きなおす。それを繰り返していると、心が折れそうになることもあるでしょう。けれど、もう1回チャレンジしましょう。そのチャレンジが、「あきらめない心」という人生で最高の武器をもたらしてくれるでしょう。
大分県立高校入試・入学定員と日程
先日、令和3年度大分県立高等学校の入学定員と主な日程が発表されました。宇佐高校と高田高校がそれぞれ20名ずつ減少し、140名となりました。
中学3年生は入試まで残り4ヶ月となりました。理想は2学期が終わるまでに、各科目とも全範囲を終わらせておくことです。そして、最も大切なことは、冬休みの過ごし方です。冬期講習では大分県の入試問題を数年分解いていき、入試問題を知ってもらうのと同時に解法を身に着けます。午後からの時間を利用し復習や学校の課題にあてましょう。3学期に入ると残された時間はそんなにありません。知識の確認や勉強してきたことの最終確認をする期間にあてなければなりません。『いつどの分野をやり、いつまでに終わらせるのか』を明確にし、計画的に勉強していきましょう。これからは自分自身との戦いになります。強い気持ちを持って勉強に取り組んで下さい。
中学2年生もそろそろ高校入試を意識して勉強をしていかなければいけません。基本は英語・数学を中心とした勉強ですが、国語の勉強もする必要があります。毎年国語ができない生徒が多くいます。国語はすべての教科の要ともいえる重要な教科です。部活との両立は大変だと思いますが、新人戦が終わってから国語クラスを受講し始めた先輩たちも多くいます。そういう生徒の大部分は、3年生になる頃には学力が急激に飛躍していく傾向にあります。今後を見据えた勉強をしていきましょう。
中学1年生は英語・数学だけでなく、他の教科の復習をする時間をとることも大切です。毎年3年生になり受験勉強をいざ始めると1・2年生の分野をあまり理解していない生徒が多く見受けられます。今のうちに学力をしっかり定着させておきましょう。
令和3年度大分県立高等学校入学者選抜の主な日程 |
|
項 目 |
日程(令和3年) |
推薦入学者の出願期間 |
1月19日(火)~1月22日(金) |
推薦入学者の試験日 |
2月2日(火)・3日(水) |
推薦入学者の合格内定通知 |
2月3日(水)・4日(木) |
第一次入学者人員発表日 |
2月4日(木) |
第一次入学者の出願期間 |
2月15日(月)~2月19日(金) |
第一次入学者の志願変更期間 |
2月22日(月)~2月26日(金) |
第一次入学者の試験日 |
3月9日(火)・10日(水) |
第一次入学者の合格発表日 |
3月12日(金) |
第二次入学者実施校等の発表日 |
|
第二次入学者の出願期間 |
3月15日(月)~3月17日(水) |
第二次入学者の試験日 |
3月18日(木) |
第二次入学者の合格発表日 |
3月19日(金) |
令和3年度大分県立高等学校定員 |
||||
学校 |
学科 |
学級数 |
入学定員 |
合計 |
中津南 |
普通 |
5 |
200 |
200 |
中津北 |
普通 |
4 |
160 |
160 |
中津東 |
機械 |
1 |
40 |
240 |
電気 |
1 |
40 |
||
土木 |
1 |
40 |
||
生産システム |
1 |
40 |
||
ビジネス会計 |
1 |
40 |
||
ビジネス情報 |
1 |
40 |
||
宇佐 |
普通 |
4 |
140 |
140 |
宇佐産業 |
グリーン環境 |
1 |
35 |
140 |
電子機械 |
1 |
35 |
||
ビジネス管理 |
1 |
35 |
||
生活デザイン |
1 |
35 |
||
安心院 |
普通 |
2 |
80 |
80 |
高田 |
普通 |
4 |
140 |
140 |
独創的な発想のヒントを探る!画期的な発明をした偉人はどんな人?
今では当たり前となった飛行機やロケット・・・。これらが発明された当時の生活を激変させた発明は、ほかにはない柔軟な発想があったからこそなされたことです。これらの発明を成し遂げた偉人たちの独創的な発想のルーツを探っていきましょう。
遊ぶだけでなく、仕組みに注目!「ライト兄弟」
●ウィルバー・ライト1867-1912
●オーヴィル・ライト1871-1948
アメリカ出身。世界初の動力飛行機を発明。 世界初の有人動力飛行に成功した。
ライト兄弟はふたりとも、ものづくりが大好きな子どもでした。あるとき、ふたりは父にゴムでプロペラを回して飛ばすヘリコプターのおもちゃを与えられます。彼らは、ただ遊ぶだけでなく、解体と組み立てを繰り返すことで「なぜ飛ぶのか」という仕組みを考え、同じものをつくったのです。これがきっかけで、彼らは飛行機に興味を持ち、研究を始めるようになりました。
宇宙に憧れた少年がやがて宇宙開発の父に「ウェルナー・フォン・ブラウン」
●1912-1977
ドイツ出身の工学者。アメリカへ亡命し、ロケット技術開発者としてアポロ計画に携わった。
「アメリカ宇宙開発の父」ウェルナー・フォン・ブラウンは、母から与えられた望遠鏡で星を見たり、SF宇宙小説を愛読するなど、宇宙に憧れる少年でした。ヘルマン・オーベルトの論文「惑星空間へのロケット」を読んだことをきっかけに本格的に宇宙を目指します。19歳のときには全長2mのロケットを高度1,600mまで打ち上げ、当時の世界記録を作りました。
難関大学合格までの絶対なるシナリオ
基礎から難関大英語までどのレベルにおいても、速読法を駆使し、難解な長文問題も速読即解が可能に。明快な口調とテンポの良い授業を展開する渡辺勝彦先生に受験で成功するための必勝法を伝授してもらいます。
東進衛星予備校英語科講師 渡辺勝彦先生
高2の3月末までに英語のケリをつける
これからお伝えする『難関大学現役合格への絶対なるシナリオ』を守ってくだされば、皆様はきっと志望大学に現役合格できるでしょう。そのシナリオとはズバリ、「英語は、高2の3月31日までにケリをつける」。つまり高2の3月末までに、「志望大学の過去問を制限時間内に解ききり、ほぼ合格点に近いレベルに到達する」ことです。なぜ、英語を高3に持ち越すと厳しい状況となるのか?大学入試レベルの長文に取り組むと、予習だけで数時間かかり、復習をする時間はほとんどありません。しかし、高2の3月までに英語のケリがついている生徒は予習と復習を合わせても1時間程度しかかからないでしょう。高3に英語完成を持ち越すと、逆転どころか、学力差はますます広がるばかりです。
高2の3月末までにケリがついた生徒は、高3ではこの英語力を維持するだけで済み、余力を理科や社会などの他教科に使えます。また、英語のセンター試験本番レベル模試の結果を見ると、東大に合格した生徒は高3の4月時点で英語は約9割の得点率で、同様に難関私大・国公立大の生徒も、高3の4月で約8割となります。つまり、どちらの生徒も高3の4月の段階で英語のケリがほぼついていることがわかります。
一方他教科を見ると、難関大合格者でも、高3の4月では約5割の点数ですが、12月には合格ラインに達します。英語にかけていた膨大な時間を他教科に振り向けた当然の結果でしょう。高3では誰もが必死で頑張るのは当たり前のことなのです。難関大学現役合格のポイントは高2の3月までに英語のケリがついているか否かなのです。
英語のケリのつけ方はこれだ!
では、どうやってケリをつければいいのでしょうか。まず、高速マスターを使い、『英単語1800』を1カ月程度で覚えてください。難関大学の長文に出てくる英単語の97%以上は、この1800語に集中しています。
次に即戦力となる『英熟語750』を1カ月程度で覚えます。そして次は英文法。分厚い英文法の参考書を丸暗記するのではなく、大学入試頻出問題を、東進の『文法編』を使って、徹底的に短期集中でマスターします。
その後は構文を音読して覚えます。構文は、文法と長文の橋渡し的役割を持っています。また、音読することで英語を話す力が同時に身につきます。
最後に、英語長文は、前から順にかたまりで区切りながら読み、後ろの情報を前に継ぎ足すように理解していきましょう。こうして読むことで、長文を速く読める力がつきます。
編集後記
あきらめずに、常にもう1回だけチャレンジを。
大分県宇佐市の学習塾(進学塾)・予備校・英会話教室「あけぼのグループ」では小学生・中学生・高校生の進学と受験合格のために頑張る子どもたちを応援します。